- HOME
- インタビュー
「歯を残すこと」を大切にしているからこそ、定期的に検診に来てほしい
すでにぐらつきが見られる歯でも、残せる可能性があれば抜かないように努めます。しかし、温存できる段階を過ぎており、ほかの歯を守るために抜かなくてはならないケースもあるのが現実です。過ぎた時間は戻せません。神経も歯も抜かなくて済むように、ぜひ定期検診にお越しください。軽度の時点でトラブルを見つけて、治療を受けられるようにしましょう。
治療結果に喜んでいただけるよう、選択肢の幅を広げています
しっかりした治療をして患者さまに喜んでいただくことが、当院の診療における土台です。そのため、引き出しを多く持つように研鑽することで、患者さまのご希望に合った治療のご提案に努めてきました。
そして、治療後も再発を防ぐため、予防を大切にしています。私が歯科医師になった頃は予防より治療が中心の世の中だったので、患者さまの中にもまだ予防という考え方になじみがない方がいらっしゃるかもしれません。せっかく治療を済ませた良い状態を保てるよう、これからは一緒に予防に取り組んでいきましょう。
治療により、患者さまの生活をより笑顔あふれるものにしたい
祖父も父も歯科医師という家庭の長男として生まれ、私は幼い頃から自分もいずれ同じ道に進むことに何の疑問も持っていませんでした。子どもの頃から、家にあった石こうブロックを削り、「歯」を作って遊んでいたくらいです。工作も得意でしたので、自分でも歯科医師に向いていると思い、この職業につきました。
当院を継承して院長となった今も、仕事をしている時間を楽しいと感じています。私が自分の好きな仕事をがんばることで、「噛めるようになった!」「痛みがなくなった!」と、患者さまにも笑顔になっていただけるなら、こんなにうれしいことはありません。
祖父の代からここで診療し、技術の進化とともに歩んできました
当院は私の祖父の代からこの町で歯科診療をしており、90年以上の歴史があります。地域のため、家族で貢献する姿勢は、当時も今も変わりません。
祖父の時代から大きく変わったことといえば、やはり機械や技術の進化でしょう。例えば型取りに使う材料は、昔は石こうを使っていたため、現代と比べると精度に難がありました。それが今では、アルギン酸やシリコンなどで細やかに型取りすることが一般的になっています。今後は3Dスキャナーでお口の中を読み取ることが普及すると考えられ、当院でも導入を検討中です。
これからも新しい技術や考え方を取り入れながら、伝統を紡いでまいります。
ケアルームは明るく、診療室は落ち着いた雰囲気にリニューアル
移転リニューアルした際に、診療室はシックな色合いの壁紙にし、診療チェアごとにパーティションで仕切ることで、患者さまに落ち着いて治療を受けていただけるようにしました。患者さまが通られる場所とスタッフ用の通路を別々にしましたので、もしお子さまが走ってしまっても機械類にぶつかることはありません。
予防で使うケアルームは、治療をしないのびのびとした雰囲気が感じられるよう、診療室に比べるとポップな内装になっています。
当院は、意識が高いスタッフに恵まれています
当院のスタッフは、歯科治療の知識を一通り身につけているのはもちろんのこと、歯科医師が患者さまに話す内容を聞いて自らの糧としています。レントゲンに映っていることを読み取ったり、患者さまに自分で説明したりすることもできるようになりました。
こうした知識を生かせるのが、患者さまの予約をお取りする業務をするときです。治療の流れや必要な時間を理解しているからこそ、次の予約を何分お取りして患者さまにどう伝えるか、受付との連携がスムーズにできます。スタッフ同士の仲が良いことも、業務に役立っているでしょう。スタッフがいてくれるおかげで当院が成り立っている部分は大きく、感謝しています。